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Unpublished conference/Abstract (Scientific congresses and symposiums)
フランス語の移動動詞 arriver における共起語の種類の通時的変化と文法化
Yoshitake, Daiki
2019SOCIETAS JAPONICA STUDIORUM ROMANICORUM (57e session)
Editorial reviewed
 

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吉武大輝 (2019) 「フランス語の移動動詞 arriverにおける共起語の種類の通時的変化と文法化」, 日本ロマンス語学会 第57回大会発表資料.pdf
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Abstract :
[ja] フランス語の移動動詞の一つである arriver (英 : arrive) は、「対象」と「着点」を必要とする二価作用動詞であり、主に、移動 (「到着する」: arrive) ・可能・生起 (「起こる」: happen) ・散発 (「~することがある」: can) の用法がある。arriver の用法を体系的にまとめた先行研究として、共起する語句の性質を基に構文を共時的に分類した文献は見受けられるものの、その分析対象は現代フランス語であり、通時的分析がなされていない。 歴史的には、現代フランス語の arriver は、ラテン語の ad ripam (「岸へ」) が口語的に動詞化された中世ラテン語 adripare に由来する。古フランス語では、表記は ariver であり、意味は « Mener à la rive » (「(~を) 岸に連れて行く」) であったが、時代が進むにつれて行き先が rive (「岸」) だけでなく、port (「港」) や都市名をとるようになった。一方、「生起」を表す際には、venir (英 : come) の派生語 (advenir, survenir 等) が使われた。発表者は、ariver / arriver が比喩的に用いられることで、可能用法や生起・散発用法などのモーダルな用法を獲得したという予測を立てている。 本研究では、先行研究にて提唱されている構文分類を基準にすることで、arriver の共起語をフランス語史に基づいて区分した時代間 (古フランス語期・中世フランス語期・近代フランス語期・現代フランス語期) で比較し、共起語の種類の拡大から、ariver / arriver の比喩的使用の広がりと文法化の過程を明らかにする。また、文法化の認知プロセスを探り、構文のネットワーク化を試みる。
Research Center/Unit :
Seinan Gakuin University
Disciplines :
Languages & linguistics
Speaker :
Yoshitake, Daiki  ;  Seinan Gakuin University
Language :
Japanese
Title :
フランス語の移動動詞 arriver における共起語の種類の通時的変化と文法化
Alternative titles :
[fr] Changements diachroniques et grammaticalisation des types de collocations du verbe de déplacement 𝘢𝘳𝘳𝘪𝘷𝘦𝘳 en français
Original title :
[ja] フランス語の移動動詞 arriver における共起語の種類の通時的変化と文法化
Publication date :
25 May 2019
Event name :
SOCIETAS JAPONICA STUDIORUM ROMANICORUM (57e session)
Event organizer :
SOCIETAS JAPONICA STUDIORUM ROMANICORUM
Event place :
Shinagawa, Japan
Event date :
May 25-26, 2019
Audience :
International
Peer reviewed :
Editorial reviewed
Available on ORBi :
since 12 September 2024

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