Réceptacle, Oasis, Lieu de passage – ce que signifie « Aller en Belgique »

エリザベート王妃⾳楽コンクールは、対象となる楽器が毎年変わることや、1か⽉にも及ぶ選考過程の過酷さなどで有名だが、候補者たちのその後の⼈⽣に⼤きな変化をもたらすきっかけにもなっている。
冷戦中、旧ソ連からの候補者たちにとって、このコンクールでの上位⼊賞は⻄側世界への⼊り⼝を意味していた。⻄欧の⼗字路に位置する⼩さな国ベルギーは、建国以来、芸術や商業の才能・才覚が花開くきっかけを与え、政治的、思想的弾圧を受けている者を保護し、彼らの新しい⾨出を助けるような機能を、図らずも持っているのではないか？本発表では、極めて主観的なこの気づきを、複数の例を挙げながらできるだけ客観的に紹介することを⽬指す。